第40章 闇

霧島雲視点

「このクソども、爆弾まで仕込んでやがった。マジでお前を殺す気だな。さっき遠野陽たちが倉庫に入った瞬間、大爆発が起きた。生きてるか死んでるかは不明だが、橋本高志の夫婦は車で逃走してる。もう追わせた。すぐに――」

滝川天裕が言い切る前に、スマホが震えた。画面を見た彼は口角を上げる。

「囲めた。今ならいける」

「遠野陽の二人を探せ。生きていようが死んでいようが、必ず確認しろ」

俺は綾辻真之を抱えたまま、別方向へ駆けた。

朽ちかけた倉庫の中。

葉山野平とその妻が、人の背丈を優に超えるドラム缶の山の陰に身を潜めている。

俺の部下が強力なライトを点け、闇を切り裂く。ドラム缶の...

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