第14章

杉山海斗は冷ややかな目で白井紗夜を一瞥すると、そのまま倉持寧音を抱き上げて主寝室へ向かった。

ここ二日、倉持寧音はずっと客間で寝ていた。彼が一緒に寝ようとすると、彼女は決まって「ベッドは狭いから、圧迫される」と言って、主寝室は彼ひとりで使うよう促した。

だから彼は、主寝室のベッドを3メートルのものに替えさせ、シーツも掛け布団カバーもすべて新品にした。

今夜は倉持寧音を抱いて、きちんとそばにいてやれる。そう思うと、眉間にこびりついていた荒んだ気配も、ようやく薄れていった。

この屋敷の使用人たちは、杉山海斗が倉持寧音を溺愛していることに慣れきっている。警告を受けてからは、歩く音すら立てな...

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