第24章

杉山海斗の部屋。

白井紗夜はすでに服を身につけ、いまは杉山海斗のベッド脇に膝をついて、絨毯に残った汚れを拭き取っていた。

一方の杉山海斗は荒い息を吐き、上半身は裸、下はズボンのまま。呼吸に合わせて胸が上下し、額にはうっすら汗――ついさっきまで激しく身体を動かしていたのは一目で分かる。

「寧音……どうして来た?」

杉山海斗の瞳が、びくりと震えた。

視線は泳ぐ。だがそれを、無理やり押し込める。

倉持寧音に自分の匂いを嗅がれたくなくて――いつもなら真っ先に近づくはずの彼が、今夜は不自然なほど動かなかった。

「こんな夜中に、どうして二人でいるの? 私に隠れて、後ろめたいことでもしてたの...

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