第9話

宇宙は奇妙で残酷なものだ。私たちが見たくないものを見せつける—それはちょうど、子供が寝室の電気が消え、両親がドアをしっかりと閉めた後に、影に潜む怪物を見せつけるようなものだ。子供の豊かな想像力が最も暴走する時に。

宇宙は私たちが恐れるものを少しだけ味わわせ、その直後に恐怖の全貌を叩きつける。悲劇が近づくとき、背筋を這い上がる不安や、腸をねじれさせる恐怖のように。そして時には、特に残酷な気分の時には、時間さえもいじくり回す。秒を引き伸ばし、恐怖が展開する様子を一つ一つの鮮明な詳細まで見せつける。それらは墓石の言葉のように私たちの記憶に刻まれる。

今回、私はまさにそれを経験していた。宇宙が嬉々...