第118話

アブラハムの言葉が私の中の緊張を破り、私は快感の波に震えながら叫び声を上げる。オーガズムが全身を支配する中、私の指は止まらず、求めていた強烈な感覚を引き伸ばしていく。自分の喘ぎ声があんなに大きいことも気にならない…

私は頭を後ろに投げ出し、喉を伸ばし、自分の指に乗りながらアブラハムに刺激的な光景を見せる。そして、視界がぼやける。息も絶え絶えに、全身が強烈な快感の波に震えている。

気を失いそうだ。

「こっちに来て」彼はさらに嗄れた声で言い、自分のオーガズムに達する直前に手を止める。彼が自分の快楽を抑えていることに、嬉しいのか歯がゆいのか分からない。

背筋を走る震えが全身に広がり、じっと立...

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