第211章

原田爺は二人の曾孫について触れると、心から安堵したように目を細めた。

「わしもお前の母さんも、お前がこのまま孤独に老いていくんじゃないかと本気で心配しておったんだ。だがまさか、こんないい子たちを二人も連れ帰ってくるとはな。それにあの聡明さだ……これでわしらもようやく安心できる」

原田桐也は笑みを浮かべた。「もう怒ってはいらっしゃらないのですか? 絵美ちゃんが高藤爺さんの孫娘だということを」

原田爺は呆れたように息子を一瞥すると、深く溜め息を吐いた。「あの頃、絵美ちゃんはまだ生まれてもおらんかった。わしらと高藤家の因縁など、あの子が知るよしもないだろう」

「それに、あの子に高藤家へ戻る...

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