第270章

松下美菜子は語り始めた。

「一年以上前のことよ。私は病院で彼氏と喧嘩してたの。体調が悪くて診察を受けたんだけど、治療には大金が必要だった。でも彼氏は治療費を出すのを渋って……私の実家なんてもっとお金がなかったし」

「彼氏は喧嘩の末、私を見捨てて病院から去っていったわ。私が絶望していたその時、突然四宮喜咲が現れて言ったの。治療費を出してあげる、その代わりこれからは私の言うことを聞きなさいって。私は同意したわ」

「もし断れば、病気が悪化して死ぬだけだったから。私は生きたかった。二ヶ月後、体が完治すると、彼女は私をS市にある私立病院へ送ったの」

「私以外にも、何人もの女性が一緒に整形手術を...

ログインして続きを読む