第381章

ぎこちない笑みを浮かべる彼女を見て、原田桐也は胸を締めつけられるような思いがした。

安藤絵美がベッドに横たわると、彼は自ら布団をかけ、彼女の寝息を確認してから身を起こした。そしてリビングへ向かい、会社の業務に取りかかった。

安藤絵美は泥のように眠り、夢ひとつ見なかった。

目を覚ましたときには、窓の外はすでに夜の闇に包まれていた。

しばらくの間、ベッドの上でぼんやりとしていたが、やがて布団を跳ねのけて下りると、ドアを開けてリビングへと足を運んだ。

「目が覚めたか」

安藤絵美の姿を認めると、原田桐也の顔にふっと優しい笑みが浮かぶ。

安藤絵美は頷いた。

「うん……まさか八時まで寝ち...

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