第391章

四宮喜咲は胸の内に渦巻く怨嗟を抑えきれず、四宮志延へと激しい言葉をぶつけた。

しかし、四宮志延はただ冷ややかな視線を彼女に向けるだけだった。

「非情だと? まるで、お前が私に対して養父としての情を持っていたような言い草だな。本当に私を父親だと思っていたなら、二ヶ月もの間、私の食事に毒を盛るような真似はしなかったはずだ」

その言葉を聞いた瞬間、四宮喜咲の表情が凍りつき、みるみるうちに血の気が引いていく。

まさか四宮志延が、最初からすべてを知っていたとは夢にも思わなかったのだ。

「な、なぜそれを……?」

口にしてからハッとした。心の声がそのまま漏れてしまったのだ。

咄嗟に手で口を覆...

ログインして続きを読む