第394章

四宮志延は、原田桐也の要求を不当だとは思わなかった。昨夜、もし彼が後を追って海に飛び込んでいなければ、安藤絵美が漁師に救助されるまで持ちこたえることは困難だったに違いない。

彼は原田桐也に向かって一つ頷いた。

「いいだろう。君の言う通りにする」

二人の男はこうして四宮喜咲への処罰を決定し、そこに安藤絵美の意思を確認する過程は一切なかった。

もっとも、安藤絵美自身もそれを気にしてはいなかった。もし意見を求められていたとしても、彼女は四宮志延と同じく、警察に突き出して刑務所送りにすればいいと答えていただろうから。

だが、国外で無惨な死を遂げた『いつくしみの家』の子供たちのことを思えば、...

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