第404章

四宮志延は安藤絵美を伴い、とあるオフィスへと足を運んだ。そこは、絵美のために特別に用意された執務室だった。

「絵美ちゃん、ここが君のオフィスだよ。ついさっき片付けさせたばかりなんだ。何か足りないものがあれば言ってくれ、すぐに用意させるから」

彼は溺愛するような眼差しを絵美に向け、その表情は慈愛に満ちた父親そのものだった。

絵美は目の前に広がる広大な空間を見渡した。彼女自身が経営する会社のオフィスよりも遥かに広く、調度品はどれも高価で、設備も完璧に整っている。

「もう十分です。頻繁に来るわけでもありませんし、私にはもったいないくらい立派なオフィスですわ」

四宮志延は即座に首を横に振る...

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