第407章

四宮志延は、娘がもう自分を責めていないのを見て、喜びと同時に罪悪感に苛まれた。

たまらず彼は問いかける。「原田桐也は……これらをすべて知っているのか?」

安藤絵美は頷いた。「彼は最初から知っていたわ。だからこそ、彼が良いと思ったの。私の過去を気にしないどころか、哲也と達也にあんなに良くしてくれているし」

「彼も子供たちと数ヶ月一緒に過ごしているもの。彼ほどの地位にある人が、本当に子供たちを愛していなければ、これほど長く演じ続けることなんて不可能よ。お父さん、桐也様は本当に私を愛してくれているの」

安藤絵美にそう言われてしまえば、四宮志延にはもう返す言葉がなかった。

以前、仁志島で彼...

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