第410章

安藤絵美はヴィンセントをK市の有名なホテルまで送り届けると、そのまま階下のレストランでランチを共にした。

「ヴィンセントさん、今日はまずゆっくり休んでください。提携の話はまた明日にしましょう」

食事中、絵美が今後のスケジュールを伝えると、ヴィンセントは笑顔で頷いた。

「問題ありませんよ」

二人が談笑する様子を何者かがカメラに収めていたが、絵美は全く気づかなかった。

ヴィンセントとの食事を終えた絵美は、車で会社へと戻った。日が暮れかかると保育園へ哲也と達也を迎えに行き、原田の本邸へと帰宅した。

彼女が戻って間もなく、原田桐也も帰宅した。

彼は絵美に微笑みかけた。

「どうだ、順調...

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