第415章

わざわざ自ら足を運んだのだから、安藤絵美も食事ぐらいは付き合ってくれるだろう――高藤晶子はそう高を括っていた。

しかし、安藤絵美は高藤晶子の誘いをきっぱりと拒絶した。

「今夜は父と食事をする約束があるの。それに、あなたとは親しくもないし、今後はもう会いに来ないでほしいわ」

まさかこれほどまでに取り付く島もないとは予想しておらず、高藤晶子は胸の内に不快感を募らせた。

それでも安藤絵美の現在の立場を考え、なんとか顔に笑みを貼り付けて食い下がる。

「じゃあ、明日はどうかしら?」

安藤絵美は不機嫌そうに目の前の高藤晶子を見据えた。高藤琉唯の言った通りだ、この女は面の皮が厚い。

普通なら...

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