第416章

「もし向こうのご両親がそのことに触れてきたら、その時は行かなきゃいいのよ。無理に機嫌を取る必要なんてないんだから」

安藤絵美はそう言って彼女を慰めた。

「鈴木雲が事前に両親に話しておくって言ってたんだから。もしその日、向こうがあなたの親御さんのことに触れなかったら、それは配慮ができるいい人たちってことよ。それに、あなたと鈴木雲はまだ結婚するって決まったわけじゃないし」

古村苗は小さく頷いた。

「うん、わかった。絵美の言う通りにする」

古村苗の機嫌が直ったところで、彼女は部屋に戻って休むことにした。

安藤絵美は自室には戻らず、アトリエに向かった。ちょうどインスピレーションが湧いたの...

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