第425章

原田桐也の言葉を聞き、安藤絵美は手にしたナイフとフォークを置くと、窓の外に広がる夜の景色へと視線を移した。

「生かしておいてよかったのかもしれないわ。ただ、彼女がこれから先、あの孤児院の子供たちにしたことを悔い改める日が来るのかどうか……」

原田桐也は冷ややかな声で断言する。「しないだろうな。もし彼女に懺悔する心があるのなら、仁志島でお前を亡き者にしようなどとはしなかったはずだ」

安藤絵美は小さく溜息をついた。「あの子、哀れよね。十数年前にパパに引き取られて、四宮グループの令嬢になれたのに。本来ならもっと素晴らしい人生を歩めたはずなのに」

原田桐也は彼女の手を握り締め、親指の腹でその...

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