第426章

四宮志延による紹介が終わると、安藤絵美は微笑を浮かべて二人と握手を交わした。その振る舞いは洗練されており、かつ言葉の端々に鋭い知性を覗かせるものだった。

その様子を傍らで見守る四宮志延は、誇らしげな表情を隠そうともせず、称賛の色を浮かべた瞳で安藤絵美を見つめている。

程なくして、林田社長が笑みをこぼしながら四宮志延に話しかけた。

「四宮さん、お嬢さんは噂以上に優秀だ。これなら安心して会社を任せられるというのも頷けますな」

橋田社長もまた、それに同意するように相槌を打つ。

「全くだ」

二人が口にこそ出さなかったものの、その胸中には共通の思いがあった。安藤絵美は、かつて四宮志延が連れ...

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