第48章

「私はここの会員よ。なぜ来てはいけないの?」

安藤絵美は眉を吊り上げ、早坂青を見る目は、まるでゴミを見るような目だった。

そんな視線に早坂青は激しく刺激された。一昨日、警察に変態として逮捕された記憶が、再び鮮明に蘇ってきた。

両手を強く握りしめ、彼は挑発的に安藤絵美を見据えた。「君はゴルフができるのか?」

安藤羽言はすかさず早坂青の腕に手を絡め、甘い声で言った。「青兄さん、姉は多分お金持ちの男性と知り合いたいんじゃないかしら。姉の短所を暴かないであげて。何と言っても姉なんだから」

安藤絵美は意味ありげな笑みを浮かべ、早坂青を一瞥した。「早坂青、勝負しましょう。誰が一番早くボールをホ...

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