125、

深年もそう疑っていた。浩実は昔から陰険で狡猾だ。いかにもあいつがやりそうなことだった。

無言でスープを飲み込み、一本のボイスレコーダーを取り出す。それは晴香が去る前、彼の寝室に残していったものだ。

ただ、あの頃の彼は狂ったように荒れていて、彼女の部屋のドアを開ける勇気が出るまで、ずいぶんと時間がかかってしまった。

晴香は彼を愛していると言った。離れるのは彼のためだと……。

「社長、もう何百回も聞いてますよ……」

彼はドンッと机を殴りつけた。

「この言葉は、一体どういう意味だ!」

「浅倉さんははっきり言ってるじゃないですか。社長を愛してる、すごく愛してるって!」

哲也は口元を引...

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