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電話を切ると、浩実は思い出し笑いが止まらなくなり、腹を抱えて身をよじった。

「そんなに面白いの? もう笑い疲れたでしょ」晴香がドアに寄りかかり、冷たい視線を送る。

浩実は笑いながら目尻の涙を拭った。「晴香、君にも聞かせてやりたかったよ……最高に傑作だった」

「浩実、あなたって本当に最低ね! 私にメイドの格好をさせて、わざとイチャつくような場面を作ったのは、深也に見せつけて怒らせるためだったの?」晴香は顔を曇らせた。一日中感じていた違和感の正体はこれだったのだ。

「兄貴がしつこく絡んでくるからさ……鬱陶しくてね」浩実のブルーグレーの瞳が揺らめく。「キャンキャン吠えつく犬がいて、追い払っ...

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