第26章

三浦晴香はモニターに映し出された断片的な手がかりを見つめ、眉を深くひそめた。

「つまり、今の私たちには……何もできないってこと?」

温水景介は沈黙した。

底知れぬ無力感だけが、そこにあった。

……

夜が更けていく。

別荘の一室。相沢栞はベッドの隅に丸くなり、両腕で膝を抱え、その間に顔を深く埋めていた。

音もなく、ドアがわずかに開く。

神谷洲が入り口に立ち、ただ静かに彼女を見つめていた。

窓から差し込む月明かりが、その痛ましいほど細い輪郭を浮かび上がらせている。

歩み寄ろうとした。

だが、足に鉛でも詰められたかのように動かない。

妙な真似をしていないか確認しに来ただけだ...

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