チャプター 118

エレノア視点

「危険だわ」私は自分に言い聞かせた。「避けたいって、あれほど思っていたはずでしょう――厄介ごと、感情、ただの肉体的な惹かれ合いの向こう側にある、ぐちゃぐちゃの領域」けれどもうひとつ、もっと小さく、それでいて執拗な声が囁く。「でも、もし今度は違ったら? もし今度は、彼がそばにいてくれたら?」

スクリーンの中で、主人公たちの顔がじりじりと近づいていく。音楽が高まり、カメラの寄りがきつくなる。最初のキスはためらいがちで、探るようだった。二度目は、もっと確かで、情熱的。私はごくりと唾を呑み、急に口の中が乾くのを感じた。呼吸が自分でも気づかないほど速くなる。そしてデレクがそれに気づいた...

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