チャプター 13

エレノア視点

バーボンのショットを二杯立て続けにあおった途端、まるで貨物列車に撥ねられたみたいに体が持っていかれた。二杯目を飲み下したばかりだというのに、部屋がかすかに傾きはじめ、視界の縁がぼやけていく。喉を通った熱が胸へ広がり、さらに外へ外へと放射して、指先がじんと痺れた。

「失礼します」できるだけ品位を保とうとして、私は席を立った。「お手洗いに行ってきます」

「付き添おうか?」オリヴィアが間髪入れずに言った。心配そうに目を細めている。

私は首を横に振り、すでに最短で出口へ抜ける経路を頭の中で弾いていた。「大丈夫。すぐ戻るわ」

部屋を横切るあいだ、背中にいくつもの視線の重みを感じ...

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