チャプター 148

エレノア視点

外は雪がいっそう激しくなり、午後が近づくにつれて部屋の明るさまで削いでいった。私はデレクのベッド脇の小さなランプを点け、私たちを繭のように包みこむあたたかな光の輪をつくった。鞄から取り出したのは、病院の売店で買ったアメリカ詩の詩集――デレクに読み聞かせるために積み上がっていく本の山に、またひとつ加わったものだ。

これは、私の日課の一部になっていた。昏睡状態の患者は、ときに聞き慣れた声や物語に反応することがある――医師たちはそう言った。だから私は毎日、何時間もデレクに向かって本を読み続けた。どこかへ退いてしまった彼の意識に、いつかひとことでも、ひとつの言い回しでも届くかもしれな...

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