チャプター 17

エレノア視点

鈍く脈打つ痛みが、コンクリートを穿つドリルのように意識の奥へ食い込んできた。こめかみの鼓動が打つたび、不快感の波がじわじわと広がっていく。口の中は、ひと晩じゅう脱脂綿でも噛んでいたかのようにからからだった。私は目を閉じたままうめき声を漏らし、昨夜のバーボンの代償と向き合うくらいなら、いっそまた闇の中へ沈んでしまいたいと願った。

体勢を確かめようと手を伸ばしたが、指先が掴んだのは空気だけだった。身体の下にあるのは、思っていたようなひんやりしたシーツではない。もっと硬く、もっと温かく……しかも規則正しく動いている。私は鉛のように重いまぶたを無理やりこじ開け、閉め忘れたカーテンの...

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