チャプター 28

エレノア視点

店のベルの陽気な鈴の音が、これほど不吉に響いたことは一度もなかった。

私は花屋の真ん中で凍りついたように立ち尽くし、デレクの表情が驚きから、冷たくて読み取れない何かへと変わっていくのを見つめていた。二人のあいだの空気が結晶化してしまったかのようで、彼ときっぱり縁を切りたいと口にしかけた私の言葉は、その場に閉じ込められた。ソフィアは目を見開き、私たちを交互に見やると、すばやくハンドバッグを手に取った。

「私、もう行くわ」

ほんの少し前まで私の屈辱を楽しんでいたとは思えないほど見事な身のこなしで、彼女はデレクの脇をすり抜けていった。

扉が背後で静かにかちりと閉まる。その音...

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