チャプター 46

エレノア視点

ゆっくりと目覚めた。意識が、穏やかな波のように少しずつ戻ってくる。最初に気づいたのは温もり――私の胸に押し当てられたデレクの胸板、腰に回された腕が、所有するように私を抱きすくめていた。しばらく目を閉じたまま、裸の身体が絡み合う感触を味わっていた。

寝室のカーテンの隙間から早朝の光が差し込み、くしゃくしゃに乱れたシーツの上に細い金色の線を落としている。空気には昨夜の情熱の名残がまだ漂っていて、その残り香だけで頬が熱くなる。記憶が一気に押し寄せた。

少しでもいいから、私を愛そうとしてくれない?それとも、私はあなたにとって本当に何でもないの?

自分の必死な言葉が、頭の中でこだま...

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