チャプター 66

デレク視点

階段を半ばまで下りたところで、祖母が居間に座っているのが目に入った。両手を行儀よく膝の上で重ね、背筋は不自然なほどまっすぐ。子どもの頃から見慣れてきた、「話がある」の構えだ。

「デレク」祖母は言った。ぞっとするほど落ち着いた声で。「こっちにいらっしゃい。座って。話をしなきゃならない」

用心深く近づき、向かいの肘掛け椅子に腰を下ろす。「どうしたの、ばあちゃん。何かあった?」

「エレノアがさっき帰ったわ」視線を僕の顔に据えたまま、祖母は言う。「あなたたち、離婚するんですって。そうなの?」

胸の奥が妙に締めつけられたが、表情は崩さないようにした。「もう本人が言ったなら、否定して...

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