第153章

金色の祥雲が翠緑の蘭を抱くように――。

六年という歳月を隔て、二つに割れていた玉蘭のペンダントは、今ここに破鏡重円を果たした。

まるで、最初から一つであったかのように、栩栩如生(くくじょせい)として。

その瞬間、姫野理緒の顔から血の気が引いた。

雷に打たれたかのように、指一本動かせない。

その場に、重苦しい沈黙が降りる。

藤堂心は大きな瞳をパチクリとさせ、無邪気な小声で尋ねた。

「わぁ、ママ。そのネックレスって、律ちゃんのパパのとペアだったの?」

天真爛漫なその一言が、薄氷のような現場の平穏を突き破った。

理緒の顔色は、もはや蒼白という言葉さえ生温いほどだった。

彼女は本...

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