第158章

月城曜は鋭く息を吸い込んだ。まるで神経に直接、焼きごてを押し当てられたような激痛が走る。

「熱を冷まして、毒を出すわ」

姫野理緒の声は波一つなく静かだった。

「我慢して」

彼女は一睡もせず、一時間ごとに彼に鍼を打ち、体内の毒を排出させ続けていた。

深夜、ついに体力の限界を迎えた彼女は、椅子の背にもたれかかって眠りに落ちていた。それでも片手は、彼の脈を取るように手首に添えられたままだ。

月城曜はわずかに意識を取り戻し、首を巡らせて彼女の寝顔を見つめた。

血に染まった白いシャツ。夢の中でさえ、その眉間には深い皺が刻まれている。

彼は彼女を見つめ、胸の奥で感情が荒れ狂うのを感じた。...

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