第177章

月城曜は、ことさらに思い出を呼び覚ますような品を贈るのをやめ、実用的な手術器具や、絶版となった医学の希少本を贈るようになっていた。

二週間後、姫野理緒が主導する神経再生スキャフォールドのプロジェクトは、最終的な臨床前データの統合を完了した。それは、実用化へ向けての大きな一歩を意味していた。

祝いと、数ヶ月張り詰めていた神経を解きほぐすために、研究室の同僚たちがプロジェクトチーム専用の休憩スペースでささやかなパーティーを開こうと提案した。

部外者はいない。共に肩を並べて戦ってきた仲間だけだ。

ピザとビールを注文し、空気は和やかで熱気に満ちていた。

酒が進んだ頃、誰かが「真実か挑戦か(...

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