第204章

割れんばかりの拍手が、会場を包み込んでいた。

この祝賀会は、誰も予想しなかった形で、伝説的な幕引きを迎えることとなった。

姬野理绪は「月城の奥様」になることも、「月城グループ」の女王になることもなかった。ただ、彼女自身になったのだ。

そして、彼女の隣に立つその男は、彼女にとって最も強固な後ろ盾であり、阿吽の呼吸で結ばれた盟友だった。

***

一ヶ月後、Y市国際会議場にて「曜緒医学基金」の設立式典が執り行われた。

世界トップクラスの医学専門家、慈善家、そして政財界の名士たちが一堂に会している。

絶え間なく焚かれるフラッシュが、この歴史的な瞬間を克明に記録していく。

姬野理绪と月...

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