第215章

それからの日々は、信じられないほどの速さで過ぎ去っていった。

一ヶ月後、Y市の一等地にて、「律心」希少疾患研究センターの定礎式が盛大に執り行われた。

会場の装飾はシンプルかつ厳粛で、希望とテクノロジーを象徴する青と白がメインカラーとしてあしらわれている。

巨大な背景パネルに描かれた「律心」の二文字は、律の原案によるものだ。そのあどけない筆致はプロのデザイナーによって洗練され、独特で生命力に溢れる美しさを放っていた。

Y市の主要メディア、政財界の名士たちがこぞって出席した。

彼らは皆、月城曜が採算度外視で投資するプロジェクトが一体どのようなものなのか、この目で確かめたかったのだ。

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