第22章

一時間後、月城曜が現れた。

彼が部屋に足を踏み入れた瞬間、姫野理緒は冷ややかに言い放った。

「月城曜、これは不法監禁罪よ!」

「契約条項に過ぎない」

彼は顔色一つ変えず、声だけを頼りに彼女の位置を特定する。

「最良の治療効果を保証するためには、外部からの干渉を受けない環境が必要不可欠だ」

「あなた自身の勝手な『最良の環境』のために、私をまるで犯罪者のように閉じ込めるつもり!?」

怒りのあまり笑いが込み上げ、彼女の声は震えていた。

「私から身体の自由を奪い、あまつさえ娘と引き離す権利がどこにあるのよ!」

激昂して詰め寄ろうとした拍子に、背中の傷が大きく引きつった。彼女は鋭い痛...

ログインして続きを読む