第39章 あんたは女を何人抱いた?

羽鳥紅蓮がまた戻ってきたのを見て、千葉椿は訳がわからなくなった。

「誰だったの?」

「誰でもねぇ。寝るぞ」

千葉椿はちらりと彼を見た。機嫌の悪さが顔に出ている。これ以上つつくのはやめた。

――が。

羽鳥紅蓮がベッドに横になった途端、またノックが鳴った。

(ちっ……)

羽鳥紅蓮は腹の底から苛立ち、今すぐあのクソ野郎の頭を叩き割ってやりたくなる。千葉椿の腰を抱き寄せ、このまま寝ようとしたが、ノックはしつこく続いた。

キレそうになって起き上がりかけた、その瞬間。

ぴたり、と止む。

羽鳥紅蓮は濁った息を吐いた。

「寝ろ」

千葉椿は彼を見て、くすっと笑う。

「もう眠れない。起...

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