第46章 自らの潔白を証明する

千葉椿が画面を見ると、木下莉からだった。慌てて言う。

「……私が出る」

羽鳥紅蓮が指でスライドして通話を繋ぐと、すぐに木下莉の声が飛び込んできた。

「千葉、どこにいるの? 全然戻ってこないけど、何かあった?」

「うん、こっちで知り合いに会ってさ」

「そっか。こっちはもうすぐお開きだよ。帰り、一緒に帰る?」

千葉椿が答えようとした、その瞬間――羽鳥紅蓮がスマホを奪い取った。

「いい。お前ら先に帰れ。椿は俺が送る」

それだけ言って、ぷつりと切る。

勝手に電話に出たことが腹立たしくて、千葉椿は奥歯を噛みしめた。

「三郎様、暇なの?」

ぎりぎりとした声が漏れる。

羽鳥紅蓮は涼...

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