第74章 一緒にフィットネス

翌朝。まだ8時だというのに、千葉椿は羽鳥紅蓮に叩き起こされた。

「起きろ」

椿は目をこすりながら、むにゃりと返す。

「なに……?」

「起きて、一緒にジム行くぞ」

「ジム?」

椿はベッドに沈んだまま、完全に干物モードだ。

「やだ。寝る。疲れた……死ぬ……」

紅蓮は呆れたように息を吐く。

「疲れるのは体力がないからだ。今日から毎朝、30分運動する」

「やだ」

椿は布団を頭まで引き上げ、二度寝を決め込もうとする。だが――紅蓮が逃がさない。

「じゃあ、別の運動のほうがいいか?」

その一言で、椿はびくっと跳ね起きた。目を閉じたまま、ベッドの上を手探りする。

「服……! 私の...

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