チャプター 173 チャプター 173

マライア

ふと、椅子に深くもたれて考える瞬間がある。

――くそ……あたしの親友、ほんとにこれを乗り越えようとしてる。

で、今日?

ジェッサはまさにそれをやってのけていた。

メイクの話題も、ひそひそ声も、横から刺してくるような言葉も――彼女は、自分の殻に縮こまらずに受け止めた。この一年で初めて、安っぽい折りたたみ椅子みたいにへたり込まなかった。

誇らしくて、泣けるかと思った。

シェインが「シェーディングがさ~」と延々語るのに、白目をむきながら身を乗り出していた、そのとき。腰のあたりを、何かがふわりとかすめた。

手じゃない。

ジャクソンの手。

彼はもう隣に座っていた――昼食が始...

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