チャプター 236 チャプター 236

ジェッサ

翌朝は……普通に感じられた。

それが妙だった。だって、実際には何ひとつ普通じゃないのに。

空は灰色で、息が白く小さな雲になってふわりと浮かぶほど空気は冷たい。マライアの車を降りると、リッジヴィル高校はいつもどおりの顔をしていた――レンガの壁、ちらつく蛍光灯、そして火曜日の朝と変わらないふうに、校舎の扉へ流れ込んでいく生徒たち。

でも、私は知っていた。

リッジヴィルは、ただ先へ進んだりしない。

ここは循環する。

飽きるまで人を噛み砕いて、次に食いつく相手を探す。

そして今日、どうやら――次の獲物を見つけたらしい。

正門から入ると、マライアが隣にいるのに、入った瞬間にそ...

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