チャプター 257 チャプター 257

ジャクソン

今夜のロッカールームは、いつもとどこか違っていた。

騒がしいわけじゃない。

静かなわけでもない。

ただ、重い。

場所はクリアビューのスタジアム――アウェーだ。相手のロッカー。相手のフィールド。外ではすでに相手の観客が膨らみはじめている。コンクリートの壁越しに、アナウンサーの声がかすかに反響して聞こえた。

これで終わりだ。

最後の試合。

最後のホームゲームじゃない。

高校での試合、そのものが、これで最後。

俺はロッカーの前のベンチに腰を下ろし、手の中のユニフォームをじっと見つめていた。

背番号、十二。

ゆっくりと頭からかぶる。

ノアが隣にどさっと座り、手首に...

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