チャプター 36 チャプター

ジェッサ

焚き火を囲んでいた人だかりはもうまばらで、車へ戻る者もいれば、音楽の近くで固まり始める者もいた。

笑い声や叫び声は今では遠く、歩きながら背後の炎の光が薄れていく。俺は野原の、もっと暗い縁へ向かった。

そして――彼女がいた。

ジェッサは一人で、光の輪の外に立っていた。

焚き火の明かりが背中から彼女を照らし、体の曲線を縁取って、髪に溶けた金みたいな輝きをまとわせている。

腕を胸の前で強く組んでいたが、寒がっているようには見えなかった。

まるで、崩れないように自分を必死に押さえ込んでいるみたいだった。

一瞬、俺はただ……彼女を見ていた。

女の子を見たこともないみたいな、間...

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