チャプター 40 チャプター

ノア

水曜日。

金曜の試合まで、あと二日。

あと二日で大学のリクルーターが俺を見に来る――いや、厳密にはジャクソンもだが、それでも。これは俺の瞬間のはずだった。地元でちやほやされて高校でピークを迎えただけの選手じゃないって証明する、俺のチャンス。

なのに、今は?

台無しにしている。

昨日の練習でのコーチの声が、まだ頭の中にこだましていた。

「カーター! いまのは何だ、ふざけてんのか!」

簡単なプレーを落としたあと、あいつは俺に食ってかかった。寝ててもできるようなやつだ。切り替えようとした。頭を試合に戻そうとした。だが、何もかもが指の隙間からすり抜けていくみたいで、どうにもならな...

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