第57章 おばあちゃんがあなたの後ろ盾になる

望月沙耶は傍らで見ていて、背筋が凍る思いだった。

彼女とて褒められた人間ではないが、さすがにこのような場面は見たことがない。

綾辻華蓮のあの残忍さは、彼女をも恐怖させた。

「華蓮!もうやめて!これ以上やったら死んじゃうわ!」

望月沙耶はついに堪えきれず、綾辻華蓮を止めようと駆け寄った。

しかし、今の綾辻華蓮は両目を真っ赤に充血させ、制止の声など耳に入るはずもなかった。

望月沙耶を振り払い、夏川巴への殴る蹴るの暴行を続ける。

「クズが!どの面下げて私に説教する気!?今日ここで殺してやる!」

綾辻華蓮はヒステリックに叫び、完全に理性を失っていた。

望月沙耶はそれ以上説得するのを諦...

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