第11話
薄暗い街灯の光が、びしょ濡れの私の体に当たる。私はその場に立ち尽くしていると、墓地の門から、一団の人々がこちらに歩いてきた。
その中には、母、絵島紗夜、継父、そして銃を持った数人の警察官がいた。
私は思わず笑ってしまった。それは悲しみに満ちた笑いだった。
絵島紗夜は目を赤くして言った。「佐緒里、お姉さんが警察にあなたの居場所を教えたことを恨まないで。お姉さんは、あなたが道を踏み外したままになるのを望んでいないの。自首すれば刑も軽くなるわ。あなたはまだ若いんだから、お姉さんはあなたが釈放されるまで待つわ」
「佐緒里、あなた、正気なの?どうしてそんなことを!」
母が駆け寄ってきて、私を抱きしめて泣...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1話
2. 第2話
3. 第3話
4. 第4話
5. 第5話
6. 第6話
7. 第7話
8. 第8話
9. 第9話
10. 第10話
11. 第11話
12. 第12話
13. 第13話
14. 第14話
15. 第15話
縮小
拡大
