第12話

その夜、私は警察に徹夜で取り調べを受けた。

事件の経緯については絵島紗夜から事前に聞いていたため、答えるのは難しくはなかった。警察が収集した証拠ともすべて一致し、完璧だった。

私は拘置所で2週間近く過ごした。

その間、警察は時折取り調べに来ては、事件の全容を話させるように求めてきた。

しかし、刑が下される気配は全く見られなかった。

それどころか、警察は私に「何か隠していることはないか」と尋ね、恐れるな、真実を話せば、彼らが私のために正義を取り戻してくれると言った。

心が温かくなった。まさか、最後の最後になって、私を信じて助けてくれるのが、私とは全く無関係な見知らぬ人たちだとは思いもしなかった。...

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