第15話

私は拘置所に2ヶ月近くいた。

拘置所を出た日、私は顔色が悪く、やせ細っていた。それは拘置所の食事が悪かったからではなく、何かを食べると腹部に耐え難い激痛が走り、後には吐血さえするようになったからだ。

拘置所の警官は私を病院に連れて行ってはくれず、ただ薬をたくさん飲み、気分が晴れるようなことをするようにと忠告しただけだった。

彼らは私が病院で受けた検査の記録を調べ上げていたからだ。

私が胃がんの末期で、余命が長くないことを知っていたのだ。

今、私を唯一喜ばせることができるのは、絵島紗夜が有罪判決を受けるのをこの目で見ることだけだ。

しかし、判決の手続きは煩雑で、私には到底待てない。

母が拘置所の...

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