第6話

母は絵島紗夜を抱きしめ、感動のあまり涙を流した。

  隣人は母がもう救いようがないと思い、ため息をついて立ち去った。

  母は絵島紗夜の手を引いて家路についた。ドアを勢いよく閉める音は、彼女の中に溜まりきった怒りの表れだった。

  同時に、それは私への脅しでもあり、私に罪悪感を抱かせるためのものでもあった。

  ここ数年、祖母の家の親戚たちは何度も母に離婚を勧めたが、聞き入れられず、彼女に冷たい態度をとるようになった。

  彼女はそれをも私のせいにした。

私のせいで、自分はみんなに見放されたと思った……

  昼頃、母も隣のおばあちゃんの家へやって来た。

  今回は、彼女は高慢な態度をとらず、へ...

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