第110章 宝飾コンテストへの招待

午後3時に面会の時間が設定された。

月岡古雅はすでに会議室で、ずいぶん前から相手を待っていた。

現れた男は、シンプルなダークカラーのカジュアルスーツ姿。澄んだ目に、芯の強さがにじむ。

背筋をすっと伸ばし、月岡古雅へ礼儀正しく微笑んだ。落ち着きと自信。へりくだりも、居丈高もない。

「月岡社長。ご尊重とご信頼に感謝いたします。必ずご期待にお応えします」

月岡古雅は回りくどいのを好まない。いきなり本題に入った。

「君の意向書は読んだ。よくまとまってる。君が得意なのは宝飾だと把握してる。プロジェクトを三つ渡す。資金もリソースもデザイナーチームも、好きに動かしていい。上限は設けない。ただひ...

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