第25章 原田佐介に来るよう言われた

太い、がさつな声のあと、もう一つ低くくぐもった声が重なった。

「そりゃそうだろ。牛だって、この状態じゃ起き上がれねえ」

「さっさと動画撮れよ。ボスに報告しなきゃなんねえんだ」

「今回はツキが回ってきたな。金も入るし、こんな美人と一晩遊べる」

下卑た笑い声に紛れて、足音がじりじりと近づく。

ベッドの上で目を閉じたままの女を見て、二人は目配せを交わした。言葉はいらない――次の瞬間、胸元へ手を伸ばす。

その指先が触れかけた刹那。

月岡古雅が、ぱっと目を見開いた。

枕の下に隠していたスタンガンを掴み、男の胸へ突き刺すように押し当てる。

「ぎゃあっ!」

男は悲鳴を上げ、全身をびくび...

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