第41章 お父さんが倒れた

数人は朝食を済ませると、そのまま農場を後にした。

車内。

柊木禅司は先ほど指示を出し終えたところだった。新田風に、山口美也子をもう少しきつめに張らせるよう命じたばかり。

その時、月岡古雅のスマホが震え、原田奈織からの着信が入った。

「古雅ちゃん、大変……! お父さんが会社で突然倒れて、いま病院に運ばれたの……!」

泣き声が混じる母の声に、古雅の胸がどん、と沈む。

「お父さん、元気だったのに。どうして急に?」

「お医者さまは過労と低血糖って……それに高血圧もあるから、詳しいことは検査結果待ちだって。古雅ちゃん、いつ戻れる?」

「最低でも五時間はかかる。お母さん、先にお兄ちゃんに...

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